散文詩 「化石」

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  化石  作:マガサシロウ



生きていた時代の面影を残し 煌びやかな光沢を放つ

「化石」という言葉で片付けてしまうには あまりにも簡単すぎて


長い 長い年月をかけて 身体の組成が

まったく別のものに置き換わってしまった 「彼」を

果たして いったい何と呼べばいいのだろう


そして かつては自分のものであった 「それ」を見たとき

「彼」は いったい何を思うのだろう




(2016年12月ごろ CRAB APPLE(鈴ん小屋)にて発表)


鉱物の展覧会(ミネラルショー)で300円くらいで買ったアンモナイトの化石
(光沢を放つものはアンモライトとも呼ぶそうですね?)を見て想い浮かんだ言葉です。